それは、獅子魂のホームページがオープンしてから3週間ぐらいのことでした。 獅子魂の事務局宛に獅子舞についての質問メールが届き、送信者は女性。
獅子舞文化のことについて女性からの問合せは初めてで、そのメールの一文には次の様なことが・・・。
「私は日本の文化を海外の方に紹介するときに、
この時は、海外から来ている友人にでも獅子舞の事を説明されるのだと思っていたのです。そして、何度か獅子舞についてのやり取りをメールで行った後、「富山で住んでいながら、獅子舞の事を理解してませんでした。11月9日に外国の方々に紹介しようと思います。」と10月中旬にメールをいただき、少しはお役に立てたかな?と思いながら、このことは私の記憶の片隅へと。。。
ところが、11月17日の早朝に、着信メールをチェックしていたら記憶の片隅に行っていた女性からのメール。お名前は浦上さん。
そしてメールの冒頭、「無事日本文化紹介イベントも終わりました。ニカラグアではやはり珍しかったので、 ネットの新聞にも写真が載っていました。」 ほへっ?
はぁ~っ、ニカラグア???
2行程度の文章を読んだら寝ぼけていた私の頭が飛び起きまして、ニカラグアで現地の方々に日本の獅子舞文化を実演で紹介されたとの文面が。
そして、メールにはその時の写真が複数枚添付されおり、寝起きのチョロチョロ状態の目で写真を食い入るように見てしまいました。
浦上さん、何者・・・。 質問メールで富山の人ということだけは感じていたものの、年齢も何をしている人かもわからない状態だったのが、17日のメールでその疑問が明らかに!
なんと、浦上さん。JICA(独立行政法人国際協力機構)の活動でニカラグアに行っている富山県女性と判明。ビックリ、ドッキリ、イヤサー、イヤサー。
さらに報告メールを読むと・・・。なになに、獅子舞に使用した道具や衣装を手作りしたぁー。 獅子頭は日本大使館から貸してもらったぁー。
さらにさらに。踊り方は、動画サイトで新湊の六渡寺の獅子舞を参考にして、みんなで練習をしたとのこと。 そして、ニカラグアの方々へ富山型の獅子舞で説明をされたそうな。
まじっすか。獅子魂事務局、感激ーーーーーっ!
獅子舞伝承数日本一の富山の獅子舞を世界に発信したいと取り組んでいる獅子魂。早くも富山の女性が実践してくれたなんて、素晴らしいの一言です。
この取り組はニカラグアでは珍しかったので、ネット新聞にも掲載されたと報告が。
10月には準備も万全でない中、首都の大学に招かれて大学祭でも披露され、こちらも現地の方々に喜んでいただけたとのこと。
獅子魂プロジェクトをスタートさせて間もないのに、こんな素敵な活動が報告できるとは、思ってもいませんでした。 やはり獅子舞は、外国の方々にも喜んでいただけると言うことを証明されたみたいです。 ぜひ、富山県の獅子舞を海外から来られた外国人の方々にもご覧いただきたいものです。
最後に、獅子舞文化をニカラグアの方々に紹介いただいた浦上さん。そして共同で企画された梅田さんに心から感謝したいと思います。ありがとうございました。
これからも富山の獅子舞を世界の方々にご紹介下さい。そして富山に獅子舞を見に来ていただけるようPRをお願いいたします。