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獅子魂のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
もうすぐ平成25年も幕を下ろす時期となってきましたね。
獅子舞関係者の方々や獅子舞ファンの皆さんにとって今年はどのような一年だった
でしょうか。
獅子魂事務局としては、富山県の獅子舞を全国、全世界の方々に知っていただくため、
活動を始めた年となりました。この1,2年は、県民の方々に富山県の獅子舞が伝承数
日本一であることを知っていただくためにPRを行っていきたいと思います。
よろしければ富山の獅子舞PRを、できる範囲と方法でご協力いただければと思います。
さて。先般のトピックスでもお伝えしましたが、先般、井波の彫刻会館へ行った後から、
強く考えさせられている事があります。富山県の獅子舞に使われている迫力がある立派
な獅子頭。井波を訪れたときに、その技術や伝統のすばらしさに、あらためて感動させ
ていただきました。
彫刻会館に展示されている獅子頭はもちろんのこと、街の工房で彫刻師の方々が、木
と向き合い、黙々と作品を創り出している姿は、誰もがまねをできるものではなく、
ひとり一人の彫刻師が放つオーラによって、より一層の迫力を持たせているのだと
感じます。
そして今考えさせられているのが、魂を込めて世に送り出された彫刻師さんたちの事。
実は、お恥ずかしい話、わたし自身、地元の獅子頭を制作された彫刻師のお名前を
知りません。 <(_ _)>申し訳ございませんでした-。
おいおい。そんなことも知らんのか? とお思いの方もおられるかもしれません。
獅子舞関係者の方々や獅子舞ファンの方々は、獅子頭を世に生み出した彫刻師さん
のお名前をご存じでしょうか。
何時の時代、どこの、どんな彫刻師さんが獅子頭を作られたか・・・。
そこで獅子魂事務局から、小さなご提案です。
来年の獅子舞までに、ご当地の獅子頭の彫刻師さんを確認してみるというのはいかが
でしょうか。毎年、多くの人達を魅了する獅子。その獅子頭の生みの親を今一度確認
してみることで、獅子舞の伝承にも奥深さが生まれるように思います。
富山県内に伝わる多くの獅子頭は、彫刻で有名な井波地区の彫刻師さんによって支
えられているとお聞きしていますが、地区によっては、井波生まれで無い獅子頭もある
とのこと。場所はどうあれ、獅子頭に魂を込めた彫刻師の方を知ると言うことは獅子舞を
伝承するにあたりとても大切ではないかと思うのです。
獅子頭が収められている収納用の箱書きや、団や保存会で受け継がれている台帳
などに彫刻師のお名前が残されているようです。
来年の獅子舞の時までに、是非、彫刻師さんのお名前を確認してみて下さい。
きっと、新たな伝統の発見があると思うのです。
ということで、私も来年の獅子舞までには、地元の獅子頭に魂を込められた彫刻師さん
を確認したいと思います。