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いつも獅子魂ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。<(_ _)>
獅子魂事務局です。
5月24日・25日の2日間、富山県西部の情報交差点的な地域の小矢部市では、
小矢部三大祭りの一つ、おやべの獅子舞祭が開催されています。
24日(土)は、市内中心部の石動地区で石動天神獅子舞祭が執り行われて、
各地区の獅子舞が順次奉納舞にやって来る観音寺へ見学に行ってきました。
朝8時から奉納獅子舞が始まると言うことで、時間ちょうどに観音寺へ到着。
到着時点で一番最初の小矢部町の獅子舞が、すでに奉納舞を始めるところでした。
奉納の舞が終わると獅子舞は、自らの地区に戻り各家々をまわられるそうです。
観音寺内に設けられた仮設テントで世話方の小矢部市獅子舞連合会の皆さんにご挨拶。
連合会の皆さんは、朝6時におやべの獅子舞祭の成功祈願を観音寺で行われ、終了
までお世話をされるとのことでした。願いが届いたのかこの日は快晴に恵まれてお祭り
日和となりました。
石動の観音寺は、梅鉢紋を見ればお解りの通り、加賀藩前田家の歴史背景を持つ由緒
あるお寺です。そして菅原道真公をお祀りしており、学業や勝負事の願いが叶う寺院とし
て地元の方々に古くから愛されています。
この掛け軸は、一年に一度だけ小矢部の獅子舞祭の2日間のみ公開される大変貴重
なものだそうで、今回特別に撮影許可をいただきました。
さて、ご住職とお話をしていたのもつかの間、ここからが石動天神獅子舞祭の全貌が
見え始めたのでした。獅子魂事務局もお初の体験。獅子舞が次から次へと観音寺に
奉納にやって来ました。今年の24日に奉納する獅子舞団体はなんと19団体。
加賀、氷見、砺波、射水型など、多彩な舞を持つ獅子舞と各々違った獅子頭に衣装、
そして道具などを一度に見られる獅子舞好きにはたまらないお祭りです。
今回は、午前中に奉納された獅子舞の写真をご紹介したいと思います。
各獅子舞は、観音寺の山門をくぐったのちに参道を進み、本堂前でご住職より御幣をいた
だき、獅子頭に付けてから獅子舞を奉納していきます。
奉納時間はあらかじめ決まっていますが、団体によって観音寺内で順番を待つこともしばしば。
奉納順を待つ獅子舞というのは、富山県内でもここ観音寺だけかもしれません。
そして、次から次へと各地区の獅子舞奉納が進みます。
川原町の獅子舞は、獅子あやしが笠を持って登場。意気のあった舞を奉納していました。
こちら島分町の獅子舞は、子獅子が2体も登場する、県内でも異色な獅子舞です。
中新田の獅子舞は、獅子あやしが全員女の子。獅子舞を終えたあとに・・・
獅子舞好きですか? と質問したら、間髪入れずに大~好き!との返事。
近年は、獅子舞にたくさんの女の子や女性が加わっています。少子高齢化がはじめの理由
でしたが、今となっては女性が加わった方が衣装も華やかで可愛いですね。
朝8時から獅子舞奉納が始まり、お昼までに次から次へと13団体の獅子舞がおこなわれました。
どの地区の獅子舞も特徴的で同じものが一つ無く、見ている者を飽きさせません。
午後からも福三新橋、糸岡町、上新町、旭町、北上野町、南上野町の獅子舞が奉納されま
したが、獅子魂事務局、都合により午前中のみの見学となりました。残念!
奉納が終わり、各団体は観音寺をあとにして街へと繰り出して行くのです。
小矢部市街地では、各獅子舞が隣で舞うような場面も頻繁にあるそうです。
この日ばかりは、小矢部市の中心部、石動地区は獅子舞一色です。
笛や太鼓の音をたぐりながら獅子舞を探してみてはいかがでしようか。
至る所で獅子舞を見ることができますよ。
今回初めて石動天神獅子舞祭を見学しましたが、獅子舞を愛する人達のすばらしさに感動
しました。
1586年(天正14年)に始まったと伝えられる石動天神獅子舞祭。小矢部獅子舞連合
会の皆さんは、もっと多くの方にこの祭をご覧いただきたいと話しておられました。
獅子魂事務局も一押しの獅子舞祭です。来年は、北陸新幹線も開業しますので全国、世界
から観光でお客様をお迎えしたいですね。
小矢部市の獅子舞関係者の方々、頑張って下さい。
獅子魂も「おやべの獅子舞祭」を応援しています。